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春節を前に今年も花火の爆発事故が発生してしまいました。今回は中国の高速道路で爆発が発生し、橋が崩落したとのことです。

大河ネットによると、2013年2月1日午前9時ごろ中国・河南省三門峡市の高速道路で爆竹や花火を積んだトラックが突然爆発するという事故が発生しました。これまでに26人の死亡が確認されたとしています。

目撃者の話として、この爆発により橋が断裂し複数台の車が数十メートル下に落下したといいます。現場には黒く焦げ壊れた残骸飛び散り、車と橋と思われる破片が地面に散乱していたといいます。爆発原因や詳しい被害人数に関しては、現在当局が調査を進めているとのことです。

以下は現場の写真
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春節 爆発

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春節と花火、そして爆発

中華圏の行事として春節(旧正月)があります。春節では春節間近の祝日に爆竹を鳴らすという古くからの習慣があるんですが、打ち上げた花火が建物に引火したり、違法な爆竹や花火による爆発事故、またそれらを輸送するトラックが爆発するという事故が毎年発生しています。

春節
写真:炎上する皇朝万シンホテル

去年は、中国内モンゴル自治区で花火を販売しているトラクターに引火し爆発、13人が死傷する事故が発生しています。2011年には遼寧省瀋陽市の五つ星ホテル『皇朝万シンホテル』が爆竹による引火で全焼、2010年には一般人が大型花火を打ち上げたところ他の花火に引火し69人が死傷、2009年には国営中国中央テレビ局の新社屋が花火が原因で炎上しています。

当局によると、花火による火事や爆発は原因は操作を誤ったケースが84%、花火の品質に問題があったケースが11%を占めているとしています。

参考:Record China