アメリカ、ロヨラ大学のスポーツ医学専門家ネール・ジャヤンティ氏らは、若手の有望なテニス選手891人を3年間にわたって調査したところ、特定のスポーツに専念する選手に比べ、他のスポーツを楽しむ選手の方が怪我をしにくいことが分かったと言います。

具体的には891人中、3年間で怪我をし治療を受けたのは618人でした。この中に124人のテニスプレイヤーがおり、この内74人はテニスだけに専念していたといいます。

詳しく調査したところ、怪我をしたアスリートのうちテニスに専念していたプレイヤーは、プログラムに沿った練習を平均週12.6時間し、そして2.4時間を気晴らし的な自由な練習にあてていたといいます。一方、ケガをしなかったプレイヤーの場合は、テニスの練習に費やした時間が週9.7時間、ほかのスポーツでの気晴らしに費やした時間が約2倍の4.3時間だったといいます。


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怪我をしたグループ、つまり練習に専念していたテニスプレイヤーは自由な練習に比べプログラムに沿った訓練に時間を当てる割合は5倍になる一方、怪我をしなかった他のスポーツを楽しむテニスプレイヤーは2.6倍に留まりました。また、怪我をしたテニスプレーヤーと他の競技のアスリートの場合もどうようの結果がでたとのことです。

ジャヤンティ氏は今回の研究結果について「単一のスポーツをするアスリートにとって、自由にスポーツを楽しむ時間を増やすことがケガの予防になるのではないか、というのがわれわれの仮説です」と述べています。

実際のところ、治療をしたテニス選手が124人のうちテニスを専念した選手が74人、50人は自由な練習に多く時間を当ててい選手になります。これは自由な練習という比較的負荷の弱い動きをしていたことで結果怪我をしなかったとも考えられるんですがその辺はどうなのでしょうか。

参考： WIRED.jp