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今から2年ほど前に、コーラを水代わりに飲んでいたという女性が死亡しました。当時、死因の主要因についてはうやもやにされていたそうなんですが、今回行われた検視官による再調査でコーラの飲み過ぎが死に繋がったことが分かったとのことです。

ニュージーランド南部に住んでいたナターシャ・ハリスさんは他に類を見ない大のコーラ好きで、なんと日頃から水代わりにコーラを飲むほどだったといいます。ハリスさんは8人の母親だったものの2010年に心臓発作を起こし死亡してしまいました。

最近、検死官のデビッド・クリーラーさんはこの件について入手可能な証拠を集め再調査を行ったところ死因の主要因はコーラで、これほどコーラを飲み続けなければ死ぬことはなかったと結論づけたといいます。 クリーラーさんのしらべによると、死亡したハリスさんは1日6~10リットルのコーラを飲み、ハリスさんの同僚によるとコーラ以外の飲み物は口にはしていなかったとし、2.25リットルのボトルを1日に4本は飲んでいたと述べています。また、クリーラーさんの義母も完全にコカ・コーラ中毒になっていたことを認め、コーラがないと震えるなどの禁断症状が出ていたと話しています。

French Coke

リスさん死亡後、検死を行ったダン・モーニン医師によると、ハリスさんの体は過度の砂糖を摂取したことで肝臓が肥大化、脂肪肝になっており、また低カリウム血症にも陥っていたといます。医師によると、ハリスさんがコーラから摂取する砂糖の量はなんと1日で1kg以上、カフェインは970mgにもなっていたとしています。

クリーラーさんはこれら検死の結果からナターシャさんの死因について、コーラを飲み過ぎたことが新陳代謝の不安定、ひいてはナターシャさんの心臓疾患に繋がったと指摘しています。

一方、コカ・コーラ社では「その他の健康や生活要因とともに、ハリス夫人のコカ・コーラ過剰摂取を死因に結びつけられたことを残念に思う」と声明を発表しています。
仮にハリスさんのように極端な飲み方をしなくても、スポーツドリンクを含む清涼飲料水はガンのリスクを2倍にし、運動をしていないのに飲むスポーツドリンクは危険であるということ記事を過去に紹介しています。

参考:GIGAZINE