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「ドアを蹴破るぞ!」と登場したのはなんと武装警察。イギリスで玩具のフィギュアを撮影した1枚の写真から、サブマシンガンを片手に複数の治安当局者が集結するという事態に発展してしまいました。

イギリス・グロスターシャー州に暮らすイアン・ドリスコルさん(43歳)は、自身が持っているお気に入りのフィギュアをFacebookに投稿しました。何の変哲もないただのフィギュア写真なんですが、これが元でとんでもないことに発展してしまいます。

Facebookにフィギュアの写真を投稿したのは今から1ヶ月以上前、ドリスコルさんが撮影した写真は、人間と犬のフィギュアでしたが、その背景におもちゃの迫撃砲が映り込んでいました。ところが何を勘違いしたのか、本物の迫撃砲と勘違いした警察がドリスコルさんの自宅に集結してしまいました。

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ドリスコルさんが撮影したフィギュアの写真

ドリスコルさんによると、警察官たちは覆面パトカーで自宅までやってきたといい、「ドアを蹴破るぞ!」とまさに映画さながらのような文句で脅され、ドアを開けると捜査令状を見せ付けて自宅内を捜査したといいます。自宅を急襲した警察官たちは、自宅内を捜査。おもちゃの迫撃砲を発見し、自分たちの間違いに気付きドリスコルさんに謝罪したといいます。

ドリスコルさん宅に来たのは警察官5人とマシンガンで武装した警察官2人だったそうで、一歩反応を間違えば負傷者でてしまうトンだ勘違いでした。ドリスコルさんは、「ドアが壊されなくて良かった」と語っています。

イアン・ドリスコルさん
イアン・ドリスコルさんと迫撃砲(玩具)

その後、分かったことは、この写真は2012年12月7月にフェイスブックに投稿したもので、警察がやってきたのは13年1月28日。誰かがおもちゃの迫撃砲をホンモノだと勘違いし、警察に通報があったとのことです。当局側は情報は騙すことが目的ではなく警察も誠意を持って行動したと釈明。一連の騒動について改めて謝罪した形になりました。

参考:コモンポスト