
汚職が酷い中国では告発した記事や個人の書き込み、ブログ記事などありとあらゆるネット上の情報について、専門のインターネット業者に依頼し書き込みの削除を行なっているそうです。
英タイムズ紙電子版によると、中国版ツイッターこと微博で巨額の財産や高級車、高級腕時計を所有する一部の政府関係者が暴かれる事案が増えているといいます。これらは人肉検索(インターネットを通じ個人の発言や写真を探す行為)で暴露された公務員のことだと思わるのですが、このような投稿記事について、同紙ではミニブログでの書き込み削除は1件につき130ポンド(約1万8700円)で、インターネット上の意見交換サイトの書き込み削除は1件80ポンド(約1万1500円)、ブログの文章やニュース報道の削除は1件400ポンド(約5万7500円)かかると伝えています。

写真:代表的な汚職官僚。人肉検索により公務員ですら到底買えない高級時計を複数個持っていることが明らかになった例。
削除を行なっているのは誰なのかという点なんですが、同紙の報道によると、削除の一部分はハッカーにより行われているるものの、大部分は複雑なネット代理人が請け負っていると指摘。このネット代理人には中国の各大手インターネット企業の編集者や関係者が含まれるといいます。
2012年には警察当局が北京市に拠点を置く削除を請け負う会社を摘発し、多くの関係者を逮捕しています。逮捕者の1人は、客の多くは公安部門の幹部や政府関係者だと明かしている。
具体的には2012年に海外逃避した政府高官は、北京市だけに限っても354人。持ち出し合計金額は3000億元(約4兆2000億円)に達したとも言われています。また、習近平総書記が誕生以来、腐敗を摘発された政府高官は10人以上で、中国共産党中央委員会の候補委員、省副書記などの大物高官も含まれていたされています。
参考:Record China

写真:代表的な汚職官僚。人肉検索により公務員ですら到底買えない高級時計を複数個持っていることが明らかになった例。
削除を行なっているのは誰なのかという点なんですが、同紙の報道によると、削除の一部分はハッカーにより行われているるものの、大部分は複雑なネット代理人が請け負っていると指摘。このネット代理人には中国の各大手インターネット企業の編集者や関係者が含まれるといいます。
2012年には警察当局が北京市に拠点を置く削除を請け負う会社を摘発し、多くの関係者を逮捕しています。逮捕者の1人は、客の多くは公安部門の幹部や政府関係者だと明かしている。
汚職と中国
2012年11月、習近平氏が反腐敗闘争、つまり汚職官僚を根絶すると方針を宣言したところ、中国国内で政府高官によるとみられる不動産の投げ売りや資金の海外持ち出し、海外逃亡が急速に増えているといいます。具体的には2012年に海外逃避した政府高官は、北京市だけに限っても354人。持ち出し合計金額は3000億元(約4兆2000億円)に達したとも言われています。また、習近平総書記が誕生以来、腐敗を摘発された政府高官は10人以上で、中国共産党中央委員会の候補委員、省副書記などの大物高官も含まれていたされています。
参考:Record China