7492

ロボットが反乱を起こし人類を・・・。実際に反乱は起こさなくてもロボットが人間の兵士を殺害する時代がまもなくやってくると学識経験者とノーベル賞受賞者のグループが製造禁止を訴える活動を始めたそうです。

石を砕いた石器から弓。銃、厚い鋼鉄をも撃ちぬく砲弾。千キロ先をピンポイント攻撃できるミサイルと進み、現代は施設にいながら敵に攻撃を与えることができるという時代になりました。まさに20世紀前半に描いていた戦闘が行われているんですが、もうしばらくすると人が人に倒される時代ではなくなるとしています。

「ターミネーターのような殺人ロボットの製造を規制しなければどこかの国が作ってしまう」と主張するのは学識経験者とノーベル賞受賞者のグループです。このグループはターミネーター、つまり殺人ロボの製造禁止を訴えるキャンペーンを開始したと海外メディアが報じています。


米国防総省国防高等研究計画局の資金提供を受け開発されているPETMAN

実際にそのようなロボットは開発されているのかという点について、ロボット工学、人工知能の専門家であるシェフィールド大学のノエル・シャーキー博士によると「すでに殺人ロボット兵器の開発は進んでいて、10年以内に利用されるだろう」としています。


ドイツ航空宇宙センター(DLR)、ロボット工学・メカトロニクス研究所が開発しているロボット(手)

活動を開始したグループにはクラスター爆弾の禁止で活躍したグループの多くが参加しており、本格的な活動は4月から行われるとしています。グループによると、「これらのことはSFではない。彼らはすでに開発に励んでいる」と主張しており、「アメリカではすでに、コンピュータゲームに優れた男性を探して、リアルな航空機のパイロットよりも、ドローン(I無人航空機)パイロットを訓練に熱心になっている」と述べています。

殺人ロボットの開発には国際的に規制存在しておらず、グループは何らかの規制を行う必要性を訴えています。

参考:Mail Online