
先日、上海を流れる黄浦江の上流で大量の死んだ豚が流れ着いたと紹介しましたが、どうやら病気が原因で死亡したものではなく、低温で凍死した物が流された恐れがあるとしているそうです。
上海市を流れる黄浦江で今月、上流域で豚数千頭の屍骸が流れてくるという世にも奇妙な出来事が発生しました。この事件について、中国新聞社によると死骸の投棄元とみられる浙江省嘉興市の当局関係者は、ブタが死亡した原因は豚コレラではなく、凍死であるとの見方を発表したと報じています。
上海市で回収された大量の豚の屍骸は、体重10~20kgと大人ではなく、腐乱状態などから少なくとも死後1カ月以上経過、また、死骸の一部に浙江省嘉興市の目印があったことから、投棄元が嘉興市である可能性が疑われています。

浙江省農業庁畜牧獣医局動物疫病防治所の顧(グー)所長によると、「関連部門が死亡原因の調査を行った結果、多くが凍死であることが判明した」とし、病死を否定しました。また、「冬季に入って雨が多く、湿度が高くなり、子ブタの抵抗力が弱っていた。一部の養豚場では暖房施設が十分ではないため、天候の変化が子ブタの凍死を引き起こしたのだろう」としています。
浙江省 嘉興市 南湖区 南湖区新豊鎮竹林村付近
大きな地図で見る
浙江省嘉興市は700万頭以上の豚が飼育されており、ネット上で投棄元とされている同市の南湖区新豊鎮竹林村では昨年末から今年春にかけてブタの死骸投棄事件が多発しているといいます。また、今年1月には1万78頭、2月は8325頭、3月に入ってからも毎日300頭を超えるブタの死骸が投棄されており、その死因の大部分は凍死とされています。
顧(グー)所長によると、「現地では死亡したブタを川に流す習慣がある」と述べており、投棄元は明らかになりつつありそうです。
参考:Record China
上海市で回収された大量の豚の屍骸は、体重10~20kgと大人ではなく、腐乱状態などから少なくとも死後1カ月以上経過、また、死骸の一部に浙江省嘉興市の目印があったことから、投棄元が嘉興市である可能性が疑われています。

浙江省農業庁畜牧獣医局動物疫病防治所の顧(グー)所長によると、「関連部門が死亡原因の調査を行った結果、多くが凍死であることが判明した」とし、病死を否定しました。また、「冬季に入って雨が多く、湿度が高くなり、子ブタの抵抗力が弱っていた。一部の養豚場では暖房施設が十分ではないため、天候の変化が子ブタの凍死を引き起こしたのだろう」としています。
浙江省 嘉興市 南湖区 南湖区新豊鎮竹林村付近
大きな地図で見る
浙江省嘉興市は700万頭以上の豚が飼育されており、ネット上で投棄元とされている同市の南湖区新豊鎮竹林村では昨年末から今年春にかけてブタの死骸投棄事件が多発しているといいます。また、今年1月には1万78頭、2月は8325頭、3月に入ってからも毎日300頭を超えるブタの死骸が投棄されており、その死因の大部分は凍死とされています。
顧(グー)所長によると、「現地では死亡したブタを川に流す習慣がある」と述べており、投棄元は明らかになりつつありそうです。
参考:Record China