
今から40年ほど前に行われたアポロ計画。この時使用されたサターンVロケットの第一段目、F-1エンジンが海底から引き上げられたと発表がありました。
米アマゾン・ドット・コムの最高経営責任者 ジェフ・ベゾス氏が私財を投じ「エンジンの引き上げを行う」と発表してから約1年が経過したんですが、今月成功したと発表がありました。
引き上げ、回収されたのは人類を月まで運ぶ偉業を成し遂げたサターンVロケットの第一段目「F-1エンジン」で、このエンジンは去年行われた音波探知機により大西洋の水深4300メートルの地点で発見しました。ベゾス氏によると、「引き揚げられたエンジンは製造番号の一部が欠けており、どのミッションで使われたものかを特定することは難しい」と述べています。
今回エンジンの引き上げを行ったベゾス氏は自身のブログで、5歳のときに月着陸の様子を見たことで、科学技術や探査に対する自分の情熱が生まれたとし、「今回のプロジェクトで、われわれは若い世代を発明や探査の方向へと向かわせることができるろう」と述べています。
写真:引き上げられたF-1エンジン



写真:サターンV 第一段F-1エンジンとフォン・ブラウン博士
F-1エンジンの推力は1基が679トン(6.7MN)で、これはスペースシャトルのメインエンジン(SSME)3基を合計(5.256MN)したものよりも大きいものでした。
消費する燃料は1基あたり毎秒1,789 kgの液体酸素と、788kgのケロシンで5基束になったロケット全体の燃料の消費率は毎秒1万2,710リットルになります。合計34.55MN (最大40.8MN、馬力換算で約1億6000万馬力)の推力で高度68kmまで2分半燃焼し、その後切り離され海面に投棄されます。
High Quality - Apollo 8 Saturn V rocket launch
参考:Excite NEWS、Wikipedia
引き上げ、回収されたのは人類を月まで運ぶ偉業を成し遂げたサターンVロケットの第一段目「F-1エンジン」で、このエンジンは去年行われた音波探知機により大西洋の水深4300メートルの地点で発見しました。ベゾス氏によると、「引き揚げられたエンジンは製造番号の一部が欠けており、どのミッションで使われたものかを特定することは難しい」と述べています。
今回エンジンの引き上げを行ったベゾス氏は自身のブログで、5歳のときに月着陸の様子を見たことで、科学技術や探査に対する自分の情熱が生まれたとし、「今回のプロジェクトで、われわれは若い世代を発明や探査の方向へと向かわせることができるろう」と述べています。
写真:引き上げられたF-1エンジン


F-1エンジン

写真:サターンV 第一段F-1エンジンとフォン・ブラウン博士
F-1エンジンの推力は1基が679トン(6.7MN)で、これはスペースシャトルのメインエンジン(SSME)3基を合計(5.256MN)したものよりも大きいものでした。
消費する燃料は1基あたり毎秒1,789 kgの液体酸素と、788kgのケロシンで5基束になったロケット全体の燃料の消費率は毎秒1万2,710リットルになります。合計34.55MN (最大40.8MN、馬力換算で約1億6000万馬力)の推力で高度68kmまで2分半燃焼し、その後切り離され海面に投棄されます。
High Quality - Apollo 8 Saturn V rocket launch
参考:Excite NEWS、Wikipedia