
飛行機にロケットを搭載し、上空で打ち上げるという構想を描いているのはアメリカの民間会社「ストラトローンチ・システムズ」です。旅客機を改造した史上最大の航空機からロケットの打ち上げを行うとしていたんですが、どうやら大きく変更が加えられたそうです。
2011年にマイクロソフト共同創業者のポール・アレン氏と、『スペースシップ』シリーズで有名なスケールド・コンポジッツ創業者のバート・ルータン氏により設立されたストラトローンチ・システムズは、大型の航空機にロケットを搭載し打ち上げを行う空中発射ロケットを開発しています。
設立当初、ストラトローンチでは空中発射ロケットとして、スペースXが開発するファルコン9派生型で翼を持つ2段式液体燃料ロケットを使用することを計画。母機となる航空機はボーイング747-400機を2機繋いだ物を使用し、全体の打上げシステムで低軌道に6,100 kgを投入することを目標としていました。
設立当初の打上げ構想
しかし、2012年11月にストラトローンチは「ファルコン9派生型では同社の長期的なビジネスモデルと合致しない」として、ファルコン9を所有するスペースXとの契約を打ち切ります。その後、空中発射式ロケット「ペガサス」を運用し実績のあるオービタル・サイエンシズ社と開発を進めると発表しました。

写真:切り離されたペガサスXL(参考:空中発射ロケット)

今回明らかになった新たなロケットと母機は大きく変更が加えられ、ロケットはオービタル・サイエンシズ社「ペガサス」を巨大化したようなものに。母機に関してはスケールド・コンポジッツ社のスペースシップシリーズに似た機体になっています。
空中発射ロケットを使用する利点については、ロケットの打ち上げを行う度に整備が必要な発射台は必要とはせず従来の滑走路でよいこと。飛行機で発射位置を変更出来ることから、天候やミッションに応じた柔軟な打ち上げを行えること。上空で打ち上げることで空気抵抗が減り、比較的小型のロケットでも高い軌道に送り込むことができるとされています。
参考:sora.jp
設立当初、ストラトローンチでは空中発射ロケットとして、スペースXが開発するファルコン9派生型で翼を持つ2段式液体燃料ロケットを使用することを計画。母機となる航空機はボーイング747-400機を2機繋いだ物を使用し、全体の打上げシステムで低軌道に6,100 kgを投入することを目標としていました。
設立当初の打上げ構想
しかし、2012年11月にストラトローンチは「ファルコン9派生型では同社の長期的なビジネスモデルと合致しない」として、ファルコン9を所有するスペースXとの契約を打ち切ります。その後、空中発射式ロケット「ペガサス」を運用し実績のあるオービタル・サイエンシズ社と開発を進めると発表しました。

写真:切り離されたペガサスXL(参考:空中発射ロケット)

今回明らかになった新たなロケットと母機は大きく変更が加えられ、ロケットはオービタル・サイエンシズ社「ペガサス」を巨大化したようなものに。母機に関してはスケールド・コンポジッツ社のスペースシップシリーズに似た機体になっています。
空中発射ロケットを使用する利点については、ロケットの打ち上げを行う度に整備が必要な発射台は必要とはせず従来の滑走路でよいこと。飛行機で発射位置を変更出来ることから、天候やミッションに応じた柔軟な打ち上げを行えること。上空で打ち上げることで空気抵抗が減り、比較的小型のロケットでも高い軌道に送り込むことができるとされています。
参考:sora.jp