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爆弾があちこちに落ちている中国。今回はなんとイカを捌いたところ中から爆弾がでてきたとのことです。

中国広東省で先日、とある魚屋が体長1mほどの大型のイカを仕入れたところ、イカの腹に異様なシコリがあることを発見。早速捌いてみると、お腹のあたりから全長20cm、重さ1.5キログラムの爆弾が見つかりました。

店主は映画で見た爆弾にそっくりであることから地元警察に通報。その後行われた調査によると、「航空機から投下する爆弾ではないか」と説明するも詳細は不明。警察は「爆弾らしきものを見つけても決して自分で処理せず、必ず通報するように」と、注意を促しているといいます。

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イカから見つかった爆弾(迫撃砲弾?)

中国と爆弾

中国では洪水で流れてきた爆弾や魚雷を住民らが叩き爆発、死傷する事故がまれに発生しています。

2009年9月、中国の重慶市に住む元陸軍士官のXie Longさん(84歳)は迫撃砲弾を30年間筋トレの道具として使用していました。
Xieさんは30年前に同僚から「信管は抜いていあるから大丈夫」と言われ、そのまま持ち帰りその日まで使用していたものの、警察の調査によると信管は外されておらずいつ爆発してもおかしくない状態でした。 砲弾は回収され、国の軍事博物館に展示されたといいます。

2011年2月、四川省巴中市南江県で子供が拾ってきた手榴弾を親が爆発させ重傷を負う事故が発生しました。
当時10歳になる小学生の子供が近所で遊んでいた所手榴弾を発見。家に持ち帰った所親が興味を示し、安全ピンを抜いたところ煙発生。慌てた親は投げるも1mしか飛ばず、蹴飛ばそうとしたところ空振り。2度目の蹴りを入れる寸前で爆発してしまいました。子供は寸前に逃げて無事だったそうです。

2011年5月、中国貴州省で砲弾が見つかりました。砲弾は発見された前日の大雨で流れてきたと考えられ、次第に住民が集まり「火薬が取り出せるかもしれない、叩いてみよう」と意見が出たといいます。
その様子を見た一人が地元警察に通報。警察官が到着したとき、住民の一人が砲弾を手に何度も地面に叩きつけていたといいます。その後の調査で見つかった砲弾は古いアメリカ製の迫撃砲弾で後日爆破処理されました。

2011年10月、浜辺に置いてあった金属製の物体を叩いていたところ、爆発し男性が死亡する事故が発生しました。男性は「鉄くずとして売れないか」と考えていたそうで、この爆発により直径10mのクレーターができ、周囲の建物20棟に壁に亀裂が発生するなど被害がでました。
金属製の謎の物体は2010年10月に漁民が海から引き上げたもので、地元警察も「正体不明」という理由で無造作に浜辺に置かれていたといいます。ちなみにこの物体について公式な発表はないものの、魚雷だったと言われています。