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自然にポツンと置かれた携帯電話の基地局。あまりにも不自然ということで自然が豊かなアフリカ地域では木に見せかけた基地局が作られているといいます。

1990年代ではほとんど目にすることがなかった携帯電話の基地局。通常の基地局だけではくビルやマンションの屋上にアンテナが固定されるなど、年々高速で繋がるエリアが増えています。 もちろん、この基地局は先進国だけではなく、アフリカといった地域でも当然のように作られた地域の人を支えているんですが、都市部とは違う環境から、逆にアンテナが景観を害するということで木の形をした携帯基地局が作られているといいます。

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そんな、南アフリカの携帯電話会社Vodacomは、この携帯基地局が建てられることによって生じる景観破壊問題を解消するため、Brolaz Projects社という電気通信会社に委託しています。
この対策は1990年代半ばから行われており、ヤシの木の形をした電波塔は1996年にケープタウンに設置されました。電波塔は自然にも優しい毒性のないプラスティックで作られているといいます。

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アリゾナ州の新興企業Larson Camouflage社が設置したマツの木の電波塔(コロラド州デンバー)

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これらの写真は南アフリカの写真家ディロン・マーシュの作品集「Invasive Species(侵略的な種)」のもので、2009年に6カ月にわたって撮影したそうです。ロバート・ヴォイトは他にもイタリア、ポルトガル、韓国、英国で、木の形をした電波塔を撮影しているといいます。

参考:WIRED.jp