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ありとあらゆる物を盗み製品化、注意されると「お前が悪い」などと開き直る人間が多い『どこぞの国』。中国では名前や肖像を無断で使用した人物に対し、企業側が訴えるという意味不明な展開が現在発生しているといいます。

米プロバスケットボールリーグNBAのスーパースター、マイケル・ジョーダンの名前や肖像を無断で借用し、社名や商標にしていた中国スポーツ用品メーカーが、「社の名誉を傷つけられた」として逆にジョーダン氏を訴えていると中国のメディアが報道しています。企業側はジョーダン氏に800万ドルの賠償金を求めているといいます。

訴えを起こしたのは中国のスポーツメーカー「喬丹体育(チャオダン)」。元々は2012年2月、ジョーダン氏が喬丹体育を提訴したことが始まりです。
喬丹体育は企業のロゴマークにジョーダン氏のシルエットを彷彿とさせるデザインを採用し、また23番の背番号を付けたバスケットボールのユニフォームを販売していることで有名です。しかし、ジョーダン氏側に無断で使用したとし、訴えたというものです。

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写真:喬丹体育のロゴが入ったシューズ

喬丹体育側はジョーダン氏の訴えに対し、「名誉棄損のうえ、上場への道を断たれた」などの理由で逆にジョーダン氏を訴えるという展開に発展しました。喬丹体育は「マイケル・ジョーダン氏のバスケットボール界における偉大な功績を尊重したく、意に添わない結果となってしまうが、わが社が株式上場を目指していたタイミングで我々の名誉をひどく傷つけ、社の成長を阻害されたため、致し方なく提訴に踏み切る次第」と理解に苦しむ主張をしています。

この問題について、中国国内では「明らかに他人の名を借りて売り上げを伸ばしてきたくせに、その相手を訴えるとは。恥知らず」「消費者は当然、マイケル・ジョーダンのブランドだと誤解するさ」「もう喬丹体育の製品は買わない」などの当然とも言える非難が相次いでいるといいます。

また、ジョーダン氏との関係も深いナイキ社は声明を発表し、ジョーダン氏の決断を支持するとの見解を示しています。業界関係者によると、「ジョーダン氏の提訴はナイキ社の後押しによるもの」と指摘する人もいるそうなんですが、ジョーダン氏は「訴訟で勝ち取った賠償金のすべては、中国のバスケットボール界の将来のために使いたい」と述べてます。

参考:Record China