宇宙船か何かの一部のようにも見えるのは旧ソ連が1970年代に開発、飛行を行った航空機です。現在は野ざらしに放棄されているんですが、どのような航空機だったのか紹介していきます。
今から40年程前の1972年9月4日、初飛行を行ったのはVVA-14という大型の水陸両用大型航空機です。VVA-14はイタリア人亡命技術者ロバート・L・バルティーニ氏が設計しベリエフ設計局が製造した機体になります。
風変わりな航空機はいったい何のために開発されたのか。これは当時、アメリカが開発・実戦投入していた潜水艦発射戦略弾道ミサイル「ポラリス」に対抗するためといわれており、VVA-14はこのミサイルを搭載した潜水艦を攻撃するために作られました。つまり、VVA-14は大型の対潜哨戒機ということになるそうです。
VVA-14は巨大な機体ながら最終的にVTOL、垂直離着陸機として運用を考えられていたんですが、肝心のエンジンの開発につまづき、機体上部斜め上方向とコクピット左右の左右に付けられたターボファン・エンジンを使用した通常離着陸の試験のみが行われていました。
最終的に総飛行時間103時間、述べ107回の飛行を終えたところで計画は中止。量産されることなく現在に至ります。
着陸装置
エンジンフレーム
捨てられた主翼
そして尾翼
試験時に撮影されたVVA-14
参考:English Russia、Wikipedia
風変わりな航空機はいったい何のために開発されたのか。これは当時、アメリカが開発・実戦投入していた潜水艦発射戦略弾道ミサイル「ポラリス」に対抗するためといわれており、VVA-14はこのミサイルを搭載した潜水艦を攻撃するために作られました。つまり、VVA-14は大型の対潜哨戒機ということになるそうです。
VVA-14は巨大な機体ながら最終的にVTOL、垂直離着陸機として運用を考えられていたんですが、肝心のエンジンの開発につまづき、機体上部斜め上方向とコクピット左右の左右に付けられたターボファン・エンジンを使用した通常離着陸の試験のみが行われていました。
最終的に総飛行時間103時間、述べ107回の飛行を終えたところで計画は中止。量産されることなく現在に至ります。
着陸装置
エンジンフレーム
捨てられた主翼
そして尾翼
試験時に撮影されたVVA-14
参考:English Russia、Wikipedia