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戦闘機にも関わらず機内にキッチン(電子レンジ)やトイレ、仮眠スペースがある…。そんな理由から“ある意味”有名なロシアの戦闘爆撃機「Su-34」。写真付きで紹介していきます。

グーグルでSu-34を検索すると候補に出てくる「Su 34 電子レンジ」という文字列。冒頭にも書いたように、Su-34は戦闘爆撃機としては他にはない非常にユニークな作りになっています。

Su-34は全長23.34m、全幅14.70mと一般的な25mプールの広さに収まる大型の機種です。全高は6.5mあり、2名のパイロットはハシゴを使用し機首下部に設けられた出入り口から搭乗します。同機は軍用機としては珍しい並列複座(旅客機のように2名が横に座る)がとられているのもSu-34の特徴です。最大離陸重量は約44トンで機内の燃料のみで4,000km、外部燃料タンクを使用すると7,000kmの航続距離があります。

Su-34の最大爆弾搭載量は8トン。比較として同じ戦闘爆撃機として知られるF-15Eが11トン、第二次世界大戦の爆撃機B-29が9トンとなっています。



コックピット内について

問題の電子レンジ、トイレ、仮眠スペースについてソレらしき画像を見つけたので最初に紹介していきます。
Su-34 コクピット
横並びのコックピット

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搭乗口をコックピットから見た様子

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コックピットの床

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入り口を下から見た様子

Su-34 トイレ
これがトイレ。

Su-34 電子レンジ
そして電子レンジです。

トイレの画像については間違いないと思われますが、電子レンジは誤りがあるかもしれません。また電子レンジではなくヒーターといった物の可能性もあります。仮眠スペースについてはそのようなものは見当たらず、体を横にするには通路を使うしかないことがわかりました。そもそも仮眠スペースの情報についてはWikipediaをはじめネット上に転がっていたもので事実ではない可能性があります。ちなみに、Su-34のシートは旅客機のように倒す機能が備わっています。

Su-34の噂はこれら以外にも「キッチンがある」「冷蔵庫がある」「座席はマッサージ機能付きだ」などがありますが詳細は不明です。

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参考:Фотоблог обо всём - Су-34