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警察「村民10人を釈放する用意がある」などと一大騒動になっているのは中国福建省です。強制徴用した土地が転売されていたことに怒り、住民ら1000人が党委員会の建物を包囲。職員らを拘束し捕虜にするという事件が発生しました。

今月13日、福建省泉州市の恵安県東橋鎮で、1,000人近くの村人が村の党委員会のある建物を包囲する暴動が起き、地元警察を相手に投石で応戦する一大騒動に発展したと蘋果日報が報じました。

報じた内容によると発端となったのは今から9年前の2004年、「耕作地にする」という名目で20平方キロメートルに及ぶ海岸が強制徴用されたことが原因だといいます。これにより、南湖村など周辺の村々に住む1万3000人に対し補償が行われていたものの何故か中断。その後、漁業者をはじめ村民らが抗議を行なっていたものの、逮捕され刑務所送りになった人も少なからずいるといいます。

しかし、今月3月に『耕作地』にされるはずだった土地が石油会社に転売されたことが明らかになり村民らの抗議が再び行われ始めたといいます。その後、5月4日に何と警官100人が村を襲撃(被害は不明)。さらに5月10~11日かけ公安警察が抗議活動を行なっていた人物を拘束したことで村民の怒りが爆発。11日に怒り狂った人たちが湖村の党委員会を包囲するに至ったとのことです。



村民は委員会の建物に投石するなど激しい抗議活動を展開。周辺を警備していた警察官1人を捕虜とし逆に拘束。また鎮長、県長、女性公務員2人も拘束したと発表しました。
その後、警察との話し合いがおこなわれ警察が5月に拘束した10数人の村民を解放することで、警官らを解放すると合意し実行されました。


その後、現在この村に通じる道という道は警察により封鎖され、地元当局が大規模な武装警察部隊を投入し、再び村人を拘束しているという。

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参考:Record China