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中国、北京で販売されているミネラルウォーターから藻のようなものが発生したと中国メディアが報じました。一方、販売元や製造元は「藻が発生していようが、人体に影響はない」などと意味不明な説明を行なっています

2013年5月13日、中国・北京市に住む男性が今年の2月17日に購入したミネラルウォーター2箱から、未開封の数本から藻(苔)の様な物が発生していると販売元に問い合わせ、事実確認に訪れたと京華時報が伝えました。

報道によると、購入したミネラルウォーターは去年の10月10日に製造され保証期間は13年12月10日までで、男性は購入後、日の当たらない台所に保管していたといいます。藻の発生に気づいたのは1箱目の残りが2本となった時で、内1本の水が緑色に変色していることに気づきました。

もう一箱を開封した所、2本の下部に藻のようなものが溜まっているのを確認。販売元に問い合わせたところ確認するため販売責任者とメーカー側の人間が購入者元に訪れたといいます。

問題のミネラルウォーターを見た販売責任者の意見として「今までの経験から、このような現象が発生した原因は運搬中に長い時間直射日光にさらされ、ミネラルウォーターの中の鉱物が光合成をおこない、藻が発生した可能性が考えられる。これは他社ブランドでも起きている現象で、飲んでも健康には影響しない」と説明したといいます。

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写真:藻が発生したミネラルウォーター

またメーカー側の担当者は「藻が発生した原因について販売責任者が説明した可能性のほか、運搬中に商品同士が強く衝突し圧迫した関係で蓋が緩み、密閉性が低下。これにより空気中の微生物が容器内に入り藻が発生した可能性もある」とも話したそうです。

販売店は製造メーカーと原因を詳しく調べると約束し、メーカーは「ミネラルウォーターは濾過や殺菌など厳しい基準をもとに製造しているため、品質の問題は絶対にない。発生した藻も人体には影響を与えない」と強調した。

「鉱物が光合成」などあえてツッコミは入れませんでしたが、最新のテクノロジーが入っているかもしれないミネラルウォーターには十分ご注意ください。

参考:Record China