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日本で言う119番にあたる中国の緊急通報用電話番号120番に電話をかけた所、「3Gの新時代!」などと広告が流れ続け勝手に切れるという出来事ありました。

楚天都市報は24日、中国湖北省襄陽(じょうよう)市で、日本の119番にあたる緊急通報用電話番号120番で、60秒にもわたる広告が流れ、揚げ句に切れてしまうという事態が起きたと報じました。

記事によると5月21日午後、同市南ショウ県で大型トラックとオートバイの交通事故を目撃した戴(ダイ)さんが120番に通報。すると「3Gの新時代、小説もサクサク読める…」とスマートフォンに関する広告が60秒ほど受話器から流れ続け、自動的に電話が切れるという謎の現象が発生したといいます。もう一度電話をかけると、広告が約20秒流れた後、ようやく救急隊員に繋がったそうです。

22日、県人民医院が調査したところによると、5日前に電話会社が機器の交換を行なっており、なんらかの手違いで広告が流れる設定にしてしまったことがわかりました。この電話は21日午後3時に復旧し、広告も削除されたそうです。 

偽救急車が走り回る中国

中国における救急車は日本とは違い有料でまた人口の割に救急車が少なく、足らないという現状です。そんなこともあり、中国では偽救急車こと闇救急車が走り回っており、中には「低料金、充実した医療設備、医師随行、長距離送迎」と堂々とチラシ配りをしている姿も目撃されています。

闇救急車は当然違法で、搬送する車もマイクロバスやワゴン車をそれらしく手を加えた簡単な物。もちろん医療設備や救命を行う資格を持った人間はおらず、挙句の果てに法外な料金を請求されます。

参考:Record China