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第二次世界大戦末期にソ連が開発したのはIS-3(ロシア語:ИС-3)という重戦車です。当時としては時代を先取りしたデザインの戦車になっていました。

1944年10月に完成したのはヨシフ・スターリン(Иосиф Виссарионович Сталин)のイニシャルが付けられたIS-3(ИС-3)という重戦車です。IS-3は122mm砲と重装甲が施された戦車にも関わらず、当時ドイツが配備していた中戦車『パンター戦車』程度の重量(45~46.5トン程度)しかなく、また車両自体も小型でした。これらが内部容積を犠牲にしたためで、主砲の装填速度に悪影響を与えたと言われています。

実際のところIS-3は第二次世界大戦時、実戦を行うこと無く終戦を迎えています。その後は、第三次中東戦争でエジプト軍が使用したほか、改良型のIS-3Mは1970年代まで北方領土で沿岸防衛用のトーチカとして設置されていました。また2013年現在も北朝鮮ではIS-3が実戦配備されています。



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参考:englishrussia,Wikipedia