
ロシア主要メディアによると、本日2日打ち上げられたプロトンMロケットは発射してまもなく制御不能に陥り、炎上しながら地上に墜落したと報じています。
ロシア独自の測位システム「グロナス」用の人工衛星3基を搭載したロケットが本日、カザフスタン共和国のバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたものの、発射後まもなくして大きく傾き、制御不能陥った後に基地に近い周辺に墜落炎上するという衝撃的な映像が入って来ました。
この墜落によるけが人などの情報はまだ入っていないとのことです。
追記:2013年7月3日
こちらは発射上から数キロ離れた位置から撮影された同ロケットの打ち上げです。

今回打ち上げに失敗したのは重量物打ち上げロケットのプロトンM(Протон-М)です。プロトンロケットは元は水爆を打ち上げる大陸間弾道ミサイルとして設計されたUR-500ロケットが元になっています。現在はロケット本体の改良を行い宇宙ステーション『ミール』や国際宇宙ステーションの打ち上げ、各種探査機、通信衛星の打ち上げに使用されています。
プロトンシリーズの中でも最新のバージョンが今回打ち上げに失敗したプロトンMです。プロトンMは2001年4月から80回前後の打ち上げ実施され、そのうち失敗したのは今回の墜落事故を含め4回。この4回はいずれも現在から2年以内に立て続けに発生しています。
これまで3回の失敗の原因は、衛星を任意の軌道に投入する最終の四段目、ブリーズMが原因だったものの、今回は一段目のロケットエンジンRD-253 (РД-253)6基及び本体のシステムに不具合が発生した疑いがあります。
プロトンMの移動~打ち上げ準備まで
プロトンMの打ち上げ(成功例)
参考:レスポンス
この墜落によるけが人などの情報はまだ入っていないとのことです。
追記:2013年7月3日
こちらは発射上から数キロ離れた位置から撮影された同ロケットの打ち上げです。
4度目の打ち上げ失敗

今回打ち上げに失敗したのは重量物打ち上げロケットのプロトンM(Протон-М)です。プロトンロケットは元は水爆を打ち上げる大陸間弾道ミサイルとして設計されたUR-500ロケットが元になっています。現在はロケット本体の改良を行い宇宙ステーション『ミール』や国際宇宙ステーションの打ち上げ、各種探査機、通信衛星の打ち上げに使用されています。
プロトンシリーズの中でも最新のバージョンが今回打ち上げに失敗したプロトンMです。プロトンMは2001年4月から80回前後の打ち上げ実施され、そのうち失敗したのは今回の墜落事故を含め4回。この4回はいずれも現在から2年以内に立て続けに発生しています。
これまで3回の失敗の原因は、衛星を任意の軌道に投入する最終の四段目、ブリーズMが原因だったものの、今回は一段目のロケットエンジンRD-253 (РД-253)6基及び本体のシステムに不具合が発生した疑いがあります。
プロトンMの移動~打ち上げ準備まで
プロトンMの打ち上げ(成功例)
参考:レスポンス