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アメリカ海軍は艦載型の電磁レールガンについて複数の兵器メーカーに開発競争させていたんですが、この度、BAEシステムズと正式に契約し開発を行うことになりました。

BAEシステムズによると、INPプログラム(Navy’s Innovative Naval Prototype)の元開発を進めていた電磁レールガンについてBAEシステムズが選ばれ契約として3450万ドル(約35億円)を授与されたと報じています。

電磁レールガンについては2007年、米ネイビーリーグ(技術展示会)でレールガンの技術開発に着手していることが明らかになり、後に明かされた計画によると2020~2025年頃を目処に実用機を艦船に搭載するという流れに成っていました。

BAE Electromagnetic Railgun


具体的な性能については公開されいる範囲で、射程は370km、弾体はマッハ7.5(約9,180km/h)で撃ち出され、着弾時にはマッハ5程度(約6,120km/h)になるとしています。 BAEシステムズとしては今回獲得した資金で、主に連射速度を高めたプロトタイプを製造するとのことです。

今回契約に至ったBAEシステムズはイギリスの企業で、軍事・保安・航空宇宙技術メーカーとして知られています。また次世代駆逐艦ズムウォルト級ミサイル駆逐艦に搭載されている2基の主砲はBAEシステムズ製の155mm単装砲が搭載されていることが明らかになっています。

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