
昨年の政治問題などから日中関係は少なくとも良い状態とは言えない現在。一方で中国における日本、特に文化に関する理由から日本語学習者が増加していることが明らかになりました。
日本新華僑報網は今月9日、「中国の日本語学習者数が世界一に、日本アニメ好きが主因」という記事を掲載しました。記事によると、日本外務省所管の国際交流基金が海外における日本語学習状況に関する調査を発表しており、中国では2009年と比較すると26.5%増の105万人となり、世界一になったとしています。
新華僑報網によると、反日感情の高まりが伝えられる中で中国の日本語学習者数が増えた理由について、国際交流基金が合わせて行ったアンケートでは「アニメ文化に興味があった」「将来の就職を考えて」などの回答が多かったと報じています。
また、前回調査で1位だった韓国は12.8%減の84万人で3位。インドネシアが87万人で2位となっているそうです。韓国の減少については高校の第二外国語必修科目から日本語が外されたことが学習者減少の主因としているんですが、現在の流れとしては日本語よりも中国語を学ぶ人が多くなっているといいます。
実際のところ、昔と比べると広州でも日本語を勉強する若者は減っているのは事実としています。理由としては日系企業の進出したことでピークを迎えた2005年には広州のとある大学で日本語を専攻する大学生が600人前後いたものの、リーマンショックがあった2009年頃には120人程度にまで落ち込んでいたとしています。これは日中関係悪化以前からそのような流れがあったとし、日中関係が冷え込んだことが主な原因ではないとしています。
参考:Record China,Photo:中国的爆発日記
新華僑報網によると、反日感情の高まりが伝えられる中で中国の日本語学習者数が増えた理由について、国際交流基金が合わせて行ったアンケートでは「アニメ文化に興味があった」「将来の就職を考えて」などの回答が多かったと報じています。
また、前回調査で1位だった韓国は12.8%減の84万人で3位。インドネシアが87万人で2位となっているそうです。韓国の減少については高校の第二外国語必修科目から日本語が外されたことが学習者減少の主因としているんですが、現在の流れとしては日本語よりも中国語を学ぶ人が多くなっているといいます。
教育現場が語る日本語学習者
日本企業が多数進出している広州の日本語教育機構「致日語」の担当者によると、広州における日本語学習者は主に3つのタイプに別れるとしています。そては日系企業、あるいは日系企業と取引のある現地企業の職員、アニメなど日本カルチャーの愛好者、日本語を専攻する大学生です。実際のところ、昔と比べると広州でも日本語を勉強する若者は減っているのは事実としています。理由としては日系企業の進出したことでピークを迎えた2005年には広州のとある大学で日本語を専攻する大学生が600人前後いたものの、リーマンショックがあった2009年頃には120人程度にまで落ち込んでいたとしています。これは日中関係悪化以前からそのような流れがあったとし、日中関係が冷え込んだことが主な原因ではないとしています。
参考:Record China,Photo:中国的爆発日記