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中国湖北省で14日、定員オーバーのエレベーターが落下するという事故が発生しました。当時、ビルの関係者が降りるよう促していたものの、誰も降りようとはしなかったといいます。

事故が発生したのは湖北省襄陽市の樊城区にあるオフィスビル。通勤で混在している午前8時10分頃、地上1階で大人16人、子供2人の18人が乗り込みました。このエレベーターは定員13人。定員オーバーを示す表示がついたことからビルの管理者が駆けつけ降りるよう促したものの、誰も降りようとはしなかったといいます。

その後、エレベーターのドアが閉まったと思ったらそのまま地下1階に落下。落下から10分後には全員救助されたものの、エレベーター内部は蒸し暑く狭かったこともあり女性一人が意識を失っていました。しかし間もなく意識を取り戻し、その場を去っていったとのことです。

オフィスビル内の会社で働いている男性によると、毎日エレベーター前で係員が整理に当たっているものの、無理やり乗り込む人が後を絶たないといいます。また、これまでにも何度かエレベーターの落下事故が発生しているとのことです。

多発するエレベーターの落下事故

中国ではエレベーターが落下し死傷者がでる事故が度々発生しています。 2012年5月には中国・江蘇省連雲港市にある20階建ての高層ビルで18階から1階まで落下するという事故が発生。この時も定員13人もかかわらず14,5人が乗っており、定員オーバーが原因と言われています。しかし、警報装置などは働いていなかったといいます。

また2011年9月にも定員13人のエレベーターに20人が乗ったことで19階から地下1階に落下するという事故が広東省で発生しています。エレベーターに乗っていた人の話として、エレベーターのドアが閉まる前にブチブチとワイヤーが切れる音が2回した直後に落下を始めたといいます。その後、8階で一旦停止したもののその後一気に地下1階まで落下したとしています。もちろんこの時も警報装置は鳴らなかったとのことです。 

参考:Record China