尾部銃座から後方に放たれる銃弾。ロシア軍で使用される大型輸送機には機体後部に自衛用の機銃座が設けられています。
大型で低速、また機動性に欠ける輸送機。一方で自衛する武器も搭載されない場合がほとんどなんですが、ロシア軍の主力大型輸送機のIl-76キャンディッドには尾部銃座として23mm 連装機関砲が搭載されています。また輸送機にもかかわらず機体外部に取り外し可能なパイロンを取り付けることで爆弾を搭載し投下することもできます。
そんなIl-76は民間向けから軍用まで幅広く存在し、貨物機以外でも消防航空機・空中給油機・早期警戒機、そして宇宙飛行士の無重力訓練機として活躍しています。また、尾部銃座を設置しているものの機銃を取り外して運用されている軍民共用型も存在しています。
Volga-Dnepr Il-76 NRT 34L&16R (成田空港)
Il-76は冷戦下の1967年に開発が始まった機体で悪条件の環境でも離着陸することが求められました。非常に頑丈に作られた着陸装置により南極でも物資輸送を行うことができ、荒れた滑走路でも着陸できることから世界の救援物資の90%の輸送がこの機種で行われています。一部の機種はコンピュータを使った自動航法装置、自動着陸装置などを備えるものも存在します。
1975年には、同機を用いた特定の貨物を搭載した条件で25の速度・高度の国際記録を樹立しています。
以下は尾部銃座を搭載した軍用派生型
以下は砲身を取り外された軍民共用型機の例
そんなIl-76は民間向けから軍用まで幅広く存在し、貨物機以外でも消防航空機・空中給油機・早期警戒機、そして宇宙飛行士の無重力訓練機として活躍しています。また、尾部銃座を設置しているものの機銃を取り外して運用されている軍民共用型も存在しています。
Volga-Dnepr Il-76 NRT 34L&16R (成田空港)
Il-76は冷戦下の1967年に開発が始まった機体で悪条件の環境でも離着陸することが求められました。非常に頑丈に作られた着陸装置により南極でも物資輸送を行うことができ、荒れた滑走路でも着陸できることから世界の救援物資の90%の輸送がこの機種で行われています。一部の機種はコンピュータを使った自動航法装置、自動着陸装置などを備えるものも存在します。
1975年には、同機を用いた特定の貨物を搭載した条件で25の速度・高度の国際記録を樹立しています。
以下は尾部銃座を搭載した軍用派生型
以下は砲身を取り外された軍民共用型機の例