
中国メディアによると、中国の国営企業『中国航空工業集団公司』は前進翼を採用した艦載機を開発していると発表しました。写真はロシアの前進翼機。
中国網によると、噂される前進翼機は艦載機とし中国航空工業集団公司が開発しており、中国初のステルス機と知られるJ-20をベースとした機体になっているとしています。愛称は「凌竜」。
どのような機体なのか明らかにはなっていませんが、前進翼を採用され量産された機体はこれまでないことから第2世代艦載戦闘機の入札で勝利を収めた場合、人類史上で初めて正式に就役する前進翼戦闘機になるとしています。
Su-27KMは世界初の前進翼艦上戦闘機となる予定だったものの1989年5月に開発を中止。その後も前進翼の開発は進められ艦載機としての機能を省かれた別の機種とし下記のSu-47が登場します。
▼Su-27KM



▲前翼機(前)、後退翼(後)
現在、旅客機を初め主な戦闘機は翼が後ろに広がる後退翼もしくは三角形のデルタ翼が多く採用されています。前進翼は後退翼が180度逆さまについたような形状になっており、後退翼に比べ揚力が確保しやすく短距離離陸や優れた旋回性能が得られるという効果が明らかになっています。
しかし、翼にねじれが発生することもわかっており、1980年代より以前の技術レベルでは何れも実用化に至る素材が開発されませんでした。現在この問題を解決できる素材が開発されているものの重量が大きくなるとの、ステルス性が阻害されるという理由から前翼機を採用した戦闘機は開発されていません。
前進翼を採用した戦闘機はロシアのSu-47が知られていますが、この機体はあくまで概念実証機とされ量産される見込みはありません。
参考:中国網,Wikipedia
どのような機体なのか明らかにはなっていませんが、前進翼を採用され量産された機体はこれまでないことから第2世代艦載戦闘機の入札で勝利を収めた場合、人類史上で初めて正式に就役する前進翼戦闘機になるとしています。
原型はSu-27KMか?
前進翼艦載機は「J-20をベースとした」としているものの、これまでの例から考えると、主翼が折り畳めるように設計された旧ソ連のSu-27KMに比較的近い形状になるのではないかと想像できます。Su-27KMは世界初の前進翼艦上戦闘機となる予定だったものの1989年5月に開発を中止。その後も前進翼の開発は進められ艦載機としての機能を省かれた別の機種とし下記のSu-47が登場します。
▼Su-27KM


前進翼

▲前翼機(前)、後退翼(後)
現在、旅客機を初め主な戦闘機は翼が後ろに広がる後退翼もしくは三角形のデルタ翼が多く採用されています。前進翼は後退翼が180度逆さまについたような形状になっており、後退翼に比べ揚力が確保しやすく短距離離陸や優れた旋回性能が得られるという効果が明らかになっています。
しかし、翼にねじれが発生することもわかっており、1980年代より以前の技術レベルでは何れも実用化に至る素材が開発されませんでした。現在この問題を解決できる素材が開発されているものの重量が大きくなるとの、ステルス性が阻害されるという理由から前翼機を採用した戦闘機は開発されていません。
前進翼を採用した戦闘機はロシアのSu-47が知られていますが、この機体はあくまで概念実証機とされ量産される見込みはありません。
参考:中国網,Wikipedia
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