宇宙に物資を送り込む新たな方法としてアメリカのベンチャー企業が提唱しているのは「スリンガトロン」という方法です。
蚊取り線香のように中心から円を描き広がるレール。パッと見てこれが宇宙に物資を送り出す発射場だとは誰も気が付かないでしょう。アメリカのハイパー・ヴィー・テクノロジーズ社はスリンガトロンの原理を使用した宇宙への物資輸送手段を提唱しています。
地球の周回軌道に達する速度は秒速8km以上。この速度はこれまで化学反応を使用したエンジンを使用し解決してきました。 ただし、莫大な燃料を必要としロケット質量の約9割が燃料という状態になっています。
この問題を解決しようとしているのがハイパー・ヴィー・テクノロジーズ社の案です。スリンガトロンと呼ばれる装置はレール全体をある周期で振動させると、物体は渦巻状のレール上を外側へ移動しながら徐々に加速していき周回軌道に乗るのに必要な秒速8km以上の速度を確保することができるとしています。
ハイパー・ヴィー・テクノロジーズ社によると、実際にこの装置を作るとなると直径200~300mの巨大な渦巻きレールが必要でさらに30~60Hzで振動させる必要があるとしています。同社はこれまで直径1m程の小さなスリンガトロンを製造し、200gの物体を秒速100mまで加速することに成功しています。
▲上の動画では6:49あたりから
ハイパー・ヴィー・テクノロジーズ社では今後直径5mのスリンガトロンのプロトタイプを作り110~500gの物体を秒速1kmまで加速させる試験機を作るとしています。ちなみスリンガトロンは米陸軍が研究を進めている技術です。
参考:WIRED.jp
地球の周回軌道に達する速度は秒速8km以上。この速度はこれまで化学反応を使用したエンジンを使用し解決してきました。 ただし、莫大な燃料を必要としロケット質量の約9割が燃料という状態になっています。
この問題を解決しようとしているのがハイパー・ヴィー・テクノロジーズ社の案です。スリンガトロンと呼ばれる装置はレール全体をある周期で振動させると、物体は渦巻状のレール上を外側へ移動しながら徐々に加速していき周回軌道に乗るのに必要な秒速8km以上の速度を確保することができるとしています。
ハイパー・ヴィー・テクノロジーズ社によると、実際にこの装置を作るとなると直径200~300mの巨大な渦巻きレールが必要でさらに30~60Hzで振動させる必要があるとしています。同社はこれまで直径1m程の小さなスリンガトロンを製造し、200gの物体を秒速100mまで加速することに成功しています。
▲上の動画では6:49あたりから
ハイパー・ヴィー・テクノロジーズ社では今後直径5mのスリンガトロンのプロトタイプを作り110~500gの物体を秒速1kmまで加速させる試験機を作るとしています。ちなみスリンガトロンは米陸軍が研究を進めている技術です。
参考:WIRED.jp