発展型スーパーホーネット_5

今月5日、アメリカの戦闘攻撃機と知られるF/A-18E/F スーパーホーネットを改良させた同機の初飛行が行われました。今回は新たな進化を遂げたF/A-18を紹介していきます。

セント・ルイスの空軍基地で行われたのはスーパーホーネットの愛称で知られる戦闘攻撃機、いわゆるマルチロール機F/A-18E/Fの改良型です。F/A-18E/Fは現在、アメリカでか海軍及び海兵隊が空母艦載機として運用されています。改良型は従来型に比べ搭載可能な燃料が増加しており、空気抵抗を抑えるよう設計され航続距離も向上したされています。
また、コンフォーマル・タンクという燃料タンクを機体に2基増設したことにより搭載できる兵器が増えているとのことです。コクピットには戦闘機としては最大級の19×11インチのタッチパネル式大型液晶ディスプレイを搭載しています。

コンフォーマル・タンク
▲改良型F/A-18のコンフォーマル・タンク(機体上部の丸みを帯びた部分)

ウェポンポッド
▲ウェポンポッド

新たに開発された外装式のウェポンポッドには中距離空対空ミサイルAIM-120なら4発、小型誘導爆弾GBU-39 SDBなら4発、500ポンド爆弾2発、1000ポンド、2000ポンド爆弾を1発搭載できます。これら兵器をポッド内に収めることでステルス性が向上するという他に空気抵抗が抑えられ航続距離が伸びるという利点があります。改良型F/A-18には同ポッドを3基まで搭載することが可能です。

同機は2010年フォンボロー航空祭にてCGイラストが登場し、2011年2月8日に行われたインド航空祭の会場にてモックアップを公開。当時、『サイレントホーネット』などと非公式の愛称で呼ばれていました。

発展型スーパーホーネット_1

発展型スーパーホーネット_2

発展型スーパーホーネット_3

発展型スーパーホーネット_4



参考:中国網,EAGLET