ISS3Dプリンタ

来年国際宇宙ステーション(ISS)に打ち上げられるのは3Dプリンタです。3Dプリンタは既に地上を離れ宇宙で活躍する時代に入りました。

最近よく耳にする3Dプリンタ。なんと3Dプリンタを国際宇宙ステーションに持って行き、その場で必要となるパーツなどを作るという実験が行われます。

このNASAの計画は、2011年より動き始めているもので、2013年中にに微重力の環境でも使用できる特殊なプリンタの動作テストを行います。そして2014年前半までに3Dプリンタを打ち上げISSに搬入します。持ち込まれる3Dプリンタは一部仕様を変更したもので、地上で使われているものとほとんど変わらないとしています。



NASAとしてはデジタルデータの設計図と共に3Dプリンタを打ち上げ、まずは宇宙ステーションのクルーが3Dプリンターを使って業務を行う前に各種動作確認を行うとしています。

3Dプリンタを宇宙で使う利点については幾つか考えられるんですが、やはり物資を打ち上げるロケットが頻繁に行われていないことと、実験などで仕様するパーツが破損した場合、壊れたパーツが地上から打ち上げられるまで実験の実施が遅れるということが考えられます。
仮に3Dプリンタで作れるものであれば、地上からデータを送信するだけでその場で作ることができるので、そのような遅れも最小限に抑えることができるということも考えられます。

何れにしても、いずれ宇宙や他の天体で人類が活動することができるようになったとき、「3Dプリンタが無いというのは考えられない」という時代がくるのかもしれません。