叩きつけた警察官

先月20日、中国で生後7ヶ月の赤ちゃんが見知らずの男に取り上げられ地面に叩きつけあっれるという事件がありました。何故このような蛮行をおこなったのか。理由はありえないものでした。

7月20日、中国河南省安陽市林州市。李青峰さん夫婦は生後7ヶ月の赤ちゃんを抱え散歩していた所、突然男が赤ちゃんを奪い、その場で地面に叩きつけるという信じがたい事件が発生しました。

暴行を働いたのは郭増喜。なんと50歳の警察官です。郭はこの日同僚と酒を飲んだ後、2軒目を探し歩いていたといいます。すると李さん夫婦が歩いているのを目撃し、抱いている赤ちゃんは本物か偽物か(人形か)同僚と推測しあい、人形だと証明するため地面にたたきつけたと話しているといいます。

問題はこれだけではありません。この警察官は規律違反による15日間の拘束処置を受けただけで、起訴はされず解雇処分なども一切行われていないことが明らかになりました。
さらにこの事件を明らかにした中国メディア法制晩報には警察関係者、市政府関係者を名乗る人物らから電話が殺到。金を支払うので記事の掲載をやめるようにとの申し入れがあったといいます。

警察官に叩きつけられた赤ちゃんは頭部の3カ所を骨折しており、医師によると後遺症が残る可能生が高いと診断しています。