2013年銭塘江大逆流

毎年夏の終わりに中国で発生する銭塘江大逆流。津波のように巨大な波が押し寄せる自然現象なんですが、今年も被害者がでているとのことです。

今月23日、浙江省を流れる銭塘江で『銭塘江大逆流(钱塘江大潮)』が発生しました。この大逆流は“海嘯(かいしょう)”と呼ばれる現象で、年に1度地球が太陽に一番近づき、太陽・月・地球が一直線に並んだ時にのみ発生する巨大な波です。

同様の現象は、地球各地で発生するんですが銭塘江は特異的なラッパ状地形により波が集まり、過去に高さ9mの波が観測されたことがあります。そのため、海嘯を見れる世界的にも有名な地域であり、日本からもツアーが組まれています。

そんな銭塘江大逆流なんですが、毎年死者が出るエクストリームな現象でもあります。具体的には07年に11名、09年8名、10年4名、11年3名が死亡、また行方不明者や負傷者も多数報告されています。

ただ、波に飲まれるのは『お約束』的な意味合いがある銭塘江大逆流。今年も巨大な波が襲った銭塘江では多数の観光客が訪れ、また波に飲まれたといいます。



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参考:国际在线