T-50_LEVCON

下方向に大きく突き出した前縁渦流制御装置(LEVCON)。今回はロシアの最新鋭戦闘機『Su-57(T-50)』に搭載されているLEVCONを写真で紹介していきます。

ロシアの第5世代ジェット戦闘機開発計画の元、2010年1月29日に初飛行を行ったのはPAK FAことSu-57(T-50)です。Su-57(T-50)はアメリカでいうF-22やF-35と同様のステルス戦闘機で、現在試作機として4機が生産されています。
同機はアメリカのステルス戦闘機、F-22よりもステルス性が高いとされ、またF-22よりも機動性を持たせた設計となっているといわれており、その1つとして前縁渦流制御装置(LEVCON)があります。

Leading Edge Vortex ControllerことLEVCONは、航空機の胴体や機首の側面に設けられたフィンのことで、Su-57(T-50)はプラスマイナス20度以上の範囲でカナード可動させることができるとされています。このことで離着陸性能の改善や、急旋回時における失速の防止、旋回性能の上昇が図られています。

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▲機種側面に設けられたLEVCON

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参考:English Russia,Wikipedia