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最近、日本ではゲリラ豪雨という局所的に雷雨を伴う強い雨風が発生しますが、その雷に関してシャワーなど水を通じて致命的な感電が発生する可能性があると指摘しています。

これはノッティンガム トレント大学の物理学者が解説しているもので、一般的な人は雷が鳴れば木の下や固定電話は感電の危険があると知っているものの、シャワーや入浴、皿洗いも同様に危険があるということを知らないと説明しています。

Never Shower During a Thunderstorm. A Physicist Explains Why : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/never-shower-during-a-thunderstorm-a-physicist-explains-why

雷が家に落雷した場合、電気抵抗が最も小さい経路をたどり地上に流れます。この時、シャワーの金属配管、そして水そものが伝導体となるといいます。つまりその時人間が水を使用していれば人体にも大電流が流れる可能性があります。

米国疾病管理予防センターも落雷による死亡リスクを減らすために雷雨の間は水を使ったすべての活動を避けることを人々に強く推奨しています。このことからも水よる感電は発生する可能性があるのは事実です。

また学者は経験則から遠くで雷が聞こえる場合たとえ雨が降っていなくても雷が届くほど嵐は近づいていると説明しています。落雷はその嵐から16km離れたところでも発生する可能性があり、できれば最後の雷鳴を聞いてから30分後にシャワーを浴びれば安全だと指摘しています。

ただ過去にシャワーで死亡したケースがどのくらいあるのか、日本でもそのようなケースは確認されているのかは調べてもよくわかりませんでした。