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綺麗に見えて実は汚染されている食べ物。特に生物はそのリスクは飛躍的に高まりますが、先日アメリカで生牡蠣を食べた結果、致死率50%という菌に感染し死亡する出来事があったと報じています。その地域では今年だけで26人が死亡しています。

フロリダ州の保健当局によると、2022年7月末フロリダ州にあるレストランで食事をとった44歳の男性が生牡蠣を食べた結果、2日後に発熱と腹痛を訴え入院。そしてまもなく壊死が始まり1週間後に手術の甲斐なく死亡したと発表しています。

これが感染したのはビブリオ敗血症菌によるビブリオ敗血症です。これはビブリオブルニピクスという細菌に汚染された魚介類もしくは環境の菌が傷口から入り込むことで感染します。感染すると筋肉や筋膜を急速に壊死させ、毒素が全身に広がり長期の不全を起こすこともあります。

彼が食事したレストランはかなり有名なところだったとい、オーナーによると「これまで60年間、20億個は販売してきたが、このようなトラブルは今回が初めてだ」と説明しています。また「その食材はルイジアナ州産で、仮に生牡蠣に問題があれば他の利用者も同じ症状が出なければおかしい」と話しています。

当局は当時同じ食事をしていた友人を検査したところ陰性つまり感染はしていませんでした。

フロリダでは細菌生牡蠣を食べた男性がビブリオ敗血症で死亡しており、共通点は、死亡した二人ともルイジアナ産生牡蠣を食べていました。ビブリオ菌は海水温が高いと発生する確率も高くなり、2022年が7月までにフロリダでビブリオ敗血症と診断された人は26人で6人が死亡。2021年には34人のうち10人、2020年には36人のうち7人が死亡しているとのことです。

専門家によるると健康的な人であれば感染しても死亡するリスクは低いものの、アルコール中毒者や糖尿病患者など基礎疾患を持っている人は感染すると致死率は50%に達するとしており、生食は避けるべきだと主張しています。