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今月20日、プーチン大統領の側近アレクサンドル・ドゥーギン氏の娘が乗った車両が爆発し死亡した事件についてロシアの国民共和国軍『NRA』が犯行声明を出し爆殺したことを認めたと報じられています。

これは国内外メディアが報じているものでロシア国内の反プーチン勢力の国民共和国軍は「プーチン大統領が民族戦争を起こしロシア兵を無意味な死へと追いやった軍事犯罪者だ」として、今回の事件について同組織が関与していることを初めて明かしました。

今回死亡したのはアレクサンドル・ドゥーギン氏の車で、同組織は極右思想を掲げプーチン大統領の意思決定にも影響を与えたというこの人物を爆殺する狙いがあったと伺えます。

ドゥーギン氏の娘ダリア氏はつまり今回爆死した人物についてはウクライナ侵攻には支持していたといいます。もちろん本心は不明ですがダリア氏についても欧米から制裁の対象にもなっており、国民共和国軍は親もしくは娘のどちらかを爆殺することで影響力を示したいと考えていた可能性があります。

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爆発の状況については「帰宅途中に爆発した」としており、国民共和国軍側としてはドゥーギン氏ではなく娘のダリア氏を直接狙った可能性も伺えます。爆発については何を使用したのか、時限式なのか遠隔式なのかも明らかになっていません。

いずれにしても国民共和国軍が本当に仕掛けた事件かもよく分かっておらず、ロシア政府としては「次に狙われるのは自分だ」という心理的な影響は少なからず出ていると考えれます。