image_162

海外メディアによると、最近ロシア人のとある観光客がクリミア半島南部の基地付近で自撮りした写真の中にS-400地対空ミサイルが写り込んでおり、位置を特定することとができたウクライナ国防省から「ありがとう」と感謝される出来事があったと報じられています。

ウクライナ国防省によると、この写真に関して身元不明なロシア人が海水浴中に撮影したもので全身写真と共に後ろに地対空ミサイルが写り込んでいたというものです。

このミサイルは非常に射程が長く、命中精度もかなり高いというものでロシアはステルス戦闘機や弾道ミサイルも撃ち落とせるとしている性能のものです。

男性はこの写真をSNS(フェイスブック)の載せたことで、拡散、位置の特定ができたということになります。ただこの後、ウクライナ側が具体的に軍事的な攻撃をおこなったのかなどは明らかにされおらずよく分かっていません。

ロシアではこのようにSNSのにアップしたことが原因で兵器の位置などがバレる出来事がいくつか確認されています。そのため、セバストポリの知事は「撮影をしたり写真を撮るときは少なくとも地域は言及しないようにしろ」と観光客に警告を出していました。

SNSが原因で攻撃された例

実はこれまでSNSに投稿した写真などが原因で位置が特定され攻撃されたケースは発生しています。今回のウクライナ侵攻でもロシアの記者がロシア軍の滞在先を紹介したところ、写真に住所が写り込んでいたことでウクライナ側から攻撃されています。

▼左のところに住所が記載されている
image_161

米軍はSNS投稿から22時間後に爆撃

一方アメリカ軍は過去にテロリスト集団、ISISが本部付近で自撮り写真を投稿したことを受けて直ちに位置を把握。その後戦闘機を派遣し投稿からわずか22時間後にその本部を空爆しています。