H-20 風洞モデル?_3

中国が開発していると噂されている長距離ステルス爆撃機H-20という機体。現在CGレンダリング画像なども出ていないのですが、最近SNS上に同機の風洞モデルようなものが登場したと報じられています。

大型機を開発する前に行われるのは風洞試験。これは同じ縮尺で小型化したものを風洞に入れ飛行特性を調査するというもので、第一次世界大戦頃には既に運用されていました。特にNASAなどは実物大のものが試験できるような超巨大風洞も存在するのですが、今回SNSで公開されたのは一般的なサイズになっています。

Do These Models Provide A Glimpse Of China’s Future H-20 Bomber? (Updated)

前置きが長くなりましたが、最近SNS上で公開されたのは全翼機の機体が風洞試験されている写真です。
H-20 風洞モデル?_1

H-20 風洞モデル?_2

気になるのはこの機体です。
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こちらは2021年6月に中国で発行された雑誌に掲載された中国が開発しているステルス爆撃、H-20の非公式CGイメージです。これと風洞のモデルが非常に似ていることがわかります。

特にこのCGイメージで特徴的なのは尾翼です。実はこの機体は尾翼が上に上がるようになっていて低速飛行に機体制御を行えるようになっています。そして風洞モデルもやはりおなじ形状がみてとれます。

記事によると、H-20を開発しているのはXi'an Aircraft Industrial Corporation (XAC) で今回この写真、もとは動画になるのですが、ML Aviationという風洞を製造しているメーカーからのものではないかとしています。

今回の風洞モデルについては実際に開発しているH-20と関連性があるのかは分かっていません。