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欧米で記録的な高温・少雨となっているのですが、実はお隣中国でも降雨量が極めて少ないという異常気象に見舞われているといいます。特に四川省ではダムによる発電が8割りを占めており供給に問題がでているとのことです。

中国政府によると、四川省に関しては今月15日よりダムに流入する川の水の量が極端に少ない状態にあるとして見出しでも紹介した用に1日3時間、電力を遮断するという対応に出ているとしています。四川省は日本の全人口に匹敵する1億2000万人が生活しているのですが、その電力の80%が再生可能エネルギーとなるダムによる発電でまかなっています。

問題は四川省は自動車工場が集中しており、これによりトヨタやフォルクスワーゲンなどの自動車工場も操業停止に追い込まれています。また従業員も『猛暑休暇』して休みに入っているとしています。

現在中国では自走式の降雨ロケットを空に打ち上げ人工的に雨を降らせる対応を行っています。またその下流地域でも渇水となっており、水不足による被害は117万ヘクタールになっているとしています。つまり穀物の育成が悪いとなると今後海外からの輸入が増えるということになり世界的な穀物価格が更に上がることが予想されます。

中国では現在、北部地域では洪水が発生する一方で中部南部では干ばつが起きていると伝えられています。

参考