地震

中国も地域によっては地震が比較的に発生する国ですが、最近中国のSNS上で「大きな干ばつのあと大地震が来る!」などと拡散されていると報じられています。

この手の陰謀論的な内容は拡散されやすい傾向があるのですが、いったい何が理由で広まっているのでしょうか。

中国では現在南部地域で干ばつが発生しており、例えば長江の水位は1865年の統計開始以降、157年以内で過去最低となっており、その水力で発電するダムも動かせない状況で停電が相次いでいます。

この主張はバイドゥ百科事典(Wikipediaみたいなもの)を参考にしたもので、中国科学技術大地震学科を卒業し北京館荘地震前造予測所招待所長となった人物の論文では「大きな地震は必ず大きな干ばつの後ろに来る」とし、マグニチュード6以上のものは干ばつが発生した1~3年後に、その干ばつの規模がひどく長引くほど地震の規模もまた大きくなると記載されていたといいます。

具体的には1976年に発生した湯山大地震では24万人が死亡した件、2008年の四川省地震も同じく数年前に干ばつが発生していたとのこと。また最近四川省でM3規模の地震が発生したことで更に拡散されることになったといいます。

一方で、1900年から2013年まで中国本土で発生したマグニチュード6.0以上の地震は142回発生したもののこのうち1~4年前に干ばつがが発生したのは79回で、ネットで言われているような84%の確率ではない指摘。 
中国地震局は「地震と干ばつの間に必然的な因果関係は存在しない。地震の発生と干ばつは関係ない」と公式声明を発表しています。ただ、このような声明を出したところで今後数年以内に偶然大地震が発生する確率もゼロではありません。



ちなみに中国ではこのような騒動が発生する度に塩やロウソクなどの買い占め行為が発生するのですが、いまのところそのような出来事は報じられていません。