iPhone14_1

先日発表されたiPhone14。このiPhone14には無印のiPhoneにはA15 Bionicと13と同じチップ、14 ProモデルにはA16 Bionicという新しいチップが搭載されました。しかしその処理異能はほぼ同じかわずかに高い程度と報告されています。

iPhone 14 Proはまだ正式発売前なので、Geekbench 5.4.4上では「iPhone 15,3」というコードネームで表示されています。シングルコアのスコアは1879点、マルチコアのスコアは4664点でした。いずれも2022年9月8日の午後3時46分に行われたテストのスコアとなっています。

Gigazine
スマホの処理性能、特にゲームやウェブページの表示の速さなどはCPUやGPUが搭載あれているチップに影響されます。つまり高性能なものほど演算が早く動作も軽いことになるのですが、iPhone14に搭載された『A16 Bionic』については過去モデルに対して大差がないことが明らかになったと報じられています。

これは有名なGeekbenchで行った結果がしめされているのですが、結果は以下のとおりです。

シングルスコア(1コアあたりの演算能力)
iPhone13 Pro 1739
iPhone14 Pro 1879

マルチスコア(全コアの演算能力)
iPhone13 Pro 4773
iPhone14 Pro 4664

GeekbenchについてはCPUやGPUの演算能力を測定できるとのことなのですが、このスコアがCPUなのかGPUなのか総合スコアなのかは不明です。

結果としてはシングルスコアは一応10%ほど伸びておりゲーム性能についてはシングルスコアが重要となることもあり差を感じるくらいの違いはでてくるのではないかと考えられます。気になるのはマルチスコアではiPhone14が逆に遅くなっており、iOSとの最適化がされていない可能性が示唆されます。

ただ記事ではApple関連ニュースサイトのMacRumorsが「iPhone 14 ProはiPhone 13 Proと比べてパフォーマンスがほとんど改善されていない」としていることから、残念ながら双方に目立った差はなくやはりiPhone13の進化型ではなく向上型という印象が拭えない製品になっています。