就任後の韓国歴代大統領のなかで最低支持率を記録した尹錫悦（ユン・ソンニョル）大統領。ニューヨーク市内で行われたグローバルファンド第7回財政公約会議への出席し、バイデン大統領とは48秒間の歓談、事実上の挨拶を交わした尹大統領について考えられない発言が飛び出したと報じられています。

記事によると、この会議を終え退室したとき、周囲にはメディア関係者のカメラが多く並んでいたのですが、そのときに「もしこいつらが米議会で可決しなかったら、バイデンのメンツは丸つぶれだな」と口にした音声がバッチリと捉えられていました。



これはこの会議で感染症対策への基金としてバイデン大統領が60億ドル(6000億円)を出資すると表明したものの、この出資は米議会で承認が必要であり、尹大統領が米議会およびその議員らを「こいつら」と表現しバイデン大統領に対しても侮辱するような発言を行いました。

ちなみにこの発言は周囲の朴振（パク・チン）外相および金聖翰（キム・ソンハン）国家安保室長に向かって話したものになるのですが、二人は特に反応することなく聞き流す程度となっており、明らかに普段からこのような口調でやり取りを行っていることがうかがえるものになっています。

この発言は即日韓国メディアでも報じられ関連する動画は短時間に200万回再生されるなど国内からも大変な批判がでているとしています。

既に政権末期にちかい支持率の低迷となっている尹大統領については残り数年の任期を全うできるのか。アメリカのバイデン大統領を心配するよりむしろ自分の心配をしたほうがが良いことは間違いありません。