これはロシアの主に軍関係のテーマを扱うニュースサイト「TVチャンネル　ズベズダ」が報じているものでそれによると、今回取材した部隊では9月以降50人以上の新しい乗組員が中央軍管区の軍事施設で訓練を受けているとしています。

Учеба на броне: инструктор рассказал, как проходит подготовка танковых экипажей ВС РФ на Украине - ТРК Звезда Новости, 22.09.2022

ここでは主に戦車と歩兵戦闘車という兵士を輸送し展開できる装甲車の訓練が行われているとしています。もちろん戦車の操縦以外も戦車砲や機関砲の操作の仕方、攻撃の仕方を訓練しているとのこと。

教育期間はわずか10日。軍関係者によると戦闘車両の主砲コンポーネントの使い方、兵器の使い方について教育を行うとしており、戦車であればT-72・T-80、そしてBMP戦車があり個別に操縦スキルを訓練させるとしてます。

この10日間というものは教官の発言からのもので「大雑把に言えば、十分に訓練された本格的な乗組員を準備するには10日かかります」と発言したものです。新兵は入隊後直ちに訓練が実施されるとのこと。合わせて怪我人に対する救急措置を含む戦術医学の訓練も受けるとしており、この訓練を終えたあとは特殊作戦の分野でウクライナの戦車は兵力を破壊する戦闘任務に就く部隊の仲間入りをすると紹介されています。

内容は以上なのですが、要するに現在新たにウクライナ国内に入る戦車や装甲車両は軍人ではなく素人同然の人が10日前後の訓練を受けた人が操縦してる可能性があるというものです。もちろんこれは戦車の操縦で10日かかるというものであり、銃しか使わない歩兵であれば2.3日程度でウクライナに投入されることも考えられます。

つまりロシア軍が相当疲弊した状態にあることは間違いなく、既に素人同然の即席新兵のようなものを使わないと戦線を維持できないということになります。