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日本の航空自衛隊も配備しているC-130Hという輸送機についてプロペラに亀裂が入る可能性があり、この派生型を含め交換するまで飛行停止の措置がアメリカで出されているとほうじられています。

軍事系メディアによると、USAF Air Mobility Commandによると、C-130Hのプロペラバレルアセンブリと呼ばれる構造に何らかの問題があり、結果的にプロペラ本体に亀裂が入り破損するなどして乗員が危険にさらされる可能性があるとして100機以上を飛行停止としたと報じています。

Air Force grounds most of its C-130H fleet over mechanical issue

現在アメリカではC-130Hおよびその派生型を128機配備しており、飛行が中止されたのは116機としています。詳細は不明ですが、エンジン動作チェック後飛行士がプロペラを確認したところ問題が見つかり報告。

その後、技術者によりプロペラバレルアセンブリの亀裂を発見。その後の検査で別の機体なのか同一機体なのかは不明ですが、2個所でプロペラバレルアセンブリの亀裂を見つけたいい、状態はそれぞれ似ていたとのこと。

米空軍によるとプロペラバレルアセンブリに亀裂が入ると飛行中に機体が危険な状態に陥る可能性があるとのこと。問題のパーツなのかは不明ですが『54H60』というプロペラを搭載した機体に不具合があるといい、C-130Jなどの機体は別のものが搭載されているため問題はないとしています。

具体的に何が原因で破損したのかはよくわかっていません。ただ、2019年にもC-130Hで同様の問題が見つかっていたといい、短期間の飛行停止が発生していたとのこと。つまり何らかの欠陥があるものの根本的な問題は解決できていなかった可能性が示唆されています。