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旅客機、特に海外で旅客機の旅客機で稀に見られるのは機体にダクトテープのようなものをペタペタと貼り付けている姿です。もちろんこれはダクトテープではなく使用が認められたスピードテープです。

毎年、話題になるのは旅客機の機体表面にダクトテープのようなシルバーのテープが大量に貼られた姿です。先月22日、オーストラリアの有名なオペラ歌手が実はその様子を目撃しSNSでテープが貼られた機体の写真と共に「より安全に飛ぶには航空会社をちゃんと選んだほうがいい」という趣旨の内容を書き込み話題になったといいます。

A photo of a Boeing 787's wing covered in what appears to be duct tape became viral - AIRLIVE

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ぱっと見た感じ確かにダクトテープのように見えるのですが、実はこれは公式に製造元や国の基準で使用が認められているというテープで、呼ばれ方はいくつかあるとおもうのですが「スピードテープ」というものです。
これは塗装の剥がれを防止するために使用されている一般的なツールで、もちろん航空会社が保守手順に沿って使用しているものです。そのためあくまで塗装の剥がれという理由で使用しているだけであり機体は問題ありません。

旅客機はむしろ塗装を全部剥がしたほうが機体が軽くなり飛行性能も航続距離も利益率が高くなるのですが、見た目などの問題もありほとんどの機体には塗装がされています。