菜食主義の中にも「これはよくて、あれはだめ」、「いや全部だめだ！」という派閥のようなものがあるのですが、イギリス バース大学の心理学科名誉研究員らが行った研究によると、菜食主義の摂取栄養状態とは無関係でうつ病の発症率が明らかに高いことがわかったとしています。

Vegetarians Are More Likely to Be Depressed, But Not For The Reason You Think : ScienceAlert
https://www.sciencealert.com/vegetarians-are-more-likely-to-be-depressed-but-not-for-the-reason-you-think

菜食主義とうつ病の発症率はこれまでも『高い』という傾向は様々な研究から発表されており事実であることはほぼ間違いないのですが、理由として例えばダイエットや栄養状態が悪いことがうつ病を患う現任になっているのではないか？という研究ありました。

しかし、この研究では総カロリーやタンパク質の摂取量など様々な食べ物と栄養状態を照らし合わせてたっけ、菜食主義のうつ病発症率の高さは食べ物からくるものではないことが示唆されたとしてます。

菜食主義になった理由

人間は生まれつき少なくと親が菜食主義でなければ普通の食事となります。では自ら菜食主義になった理由を考える必要があるのですが、研究では気分が落ち込むような人が菜食主義になる可能性が高いことがしめされているといいます。軽いうつ病のような状態では罪悪感(自分が悪い、何かが悪かった)という感情以外も、否定的な考えが繰り返されるとのこと。

菜食主義の中には例えば食肉が作られる課程の動物の処理現場の映像などを見ると菜食主義になる可能性が強く疑われており、気分が落ち込みやすい人は繰り返しこのことを考えてしまうとのこと。要するに動物に対する罪悪感を繰り返した結果、菜食主義になる可能性があるという趣旨の説明がされています。

また菜食主義になった原因は親などの家族の影響以外として、この食肉産業の残酷さを描いたドミニオンやアースリングスのようなドキュメンタリーが原因の可能性が最も高いといわれています。残酷なドキュメンタリーを作っている人物が菜食主義ではないのかという点については記載はありません。

菜食主義は栄養以外でもうつ病になる

菜食主義の食事に欠けているのは肉から得られる栄養素についてうつ病はこのような肉を食べないこと以外でも発症する可能性があると指摘しています。

記事では菜食主義になることで他人との関係や社会活動への参加に影響を与える可能性があり、時にはその主張が『からかい』やその他の形態の社会的排斥(差別や偏見)に晒されることがあり、この経験から気分が落ち込みうつ病を発症する可能性がでてくるとのこと。

ちなみに