Boeing 747 Dreamlifter loses wheel_1

人類が運用されているタイヤのなかでも最も頑丈な部類に入るのは航空機のものです。これに関して先日特殊貨物機、ボーイング747LCF ドリームリフタのタイヤがホイールごと脱落する事故があったと報じられています。

事故があったのは今月12日、イタリアのターラント グロッターリエ空港からアメリカのノースカロライナ州にあるドリームライナーの工場に向け設備の輸送を行うフライトでした。

Footage emerged of a Boeing 747 Dreamlifter's main gear wheel falling on takeoff from Italy - AIRLIVE

記事によると、ボーイング 747-400BLCF「ドリームリフター」(reg. N718BA) は離陸時に加速、そのまま機首を上げ飛んでいったものの黒煙を上げならタイヤが脱落。そのまま滑走路に落下して跳ねていくという非常に珍しい事故となりました。



少なくともこの手の事故はこのサイトを開設して以降、少なくとも10年は確認されていない、もしくは撮影されていないもので、映像として記録されたものは極めてレアではないかと思われます。そして機体も通常の旅客機ではなく数少ない特殊貨物機であるためそのレア度は最高水準といった印象があります。

事故機はその後どうなったのか。記事によると、機長らにタイヤが脱落したと報告は入ったもののそのまま地中海を飛行し、フランス上空を通過、大西洋上を飛び目的地の空港に普通に着陸したとのこと。

この種の機体はタイヤが1個程度失われた状態でも設計上は安全着陸できるような設計になっていると考えられ、今回は問題なく着陸できたということになりそうです。