北朝鮮 SLBM

今月25日、北朝鮮が発射したのは潜水艦から発射可能な弾道ミサイル、SLBM(潜水艦発射弾道ミサイル)の試作モデルです。これに関して韓国メディアは海で行わなかった理由について先制攻撃を避けるために止むなく湖からの発射を行ったと分析しています。

これは韓国の韓国軍合同参謀本部の広報部長が記者会見で明らかにしたもので、先月25日に平安北道泰川に作られた人工的な湖から潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)を発射したのか、その理由について米韓の先制攻撃、いわゆるキルチェーンを受けて「仕方なく海ではなく湖からの発射にした」という趣旨の発言をしていることが明らかになりました。

韓国はこの25日の北朝鮮の弾道ミサイル発射は当初「地上の移動式発射台(TEL)が利用された」と発表しました。つまり事前にどこから発射されるか分からない形であり突然発射されたことで車両もしくは鉄道に付けられた移動式発射台(TEL)が用いられたとしました。つまり、韓国側はこの発射を探知てきていなかったということになります。

これについてはいくつか理由があり水中発射台を設置する準備作業は何らかの形で捉えられた可能性があるものの、その作業が弾道ミサイルとは関連ずけられなかった可能性があります。もちろんはじめの湖からの発射であり、その可能性は十分考えられます。

北朝鮮はトンネル内に作られた鉄道から列車を使って弾道ミサイルを発射する方法や同じく車両を隠し移動式発射台を上げて発射する方法など先制攻撃で破壊されないような運用方法を模索しています。メディアは「今回、SLBMの探知にそものに失敗したのではないか」との質問には、広報室長は「軍の監視能力について具体的に説明することはできない」と説明しています。

ただ今後については湖についても監視の対象になると考えられ予測精度が高まっていくことは確実です。