欧米から兵器、特に自国でもまだ配備されていない兵器がウクライナにも投入されていると一部で報じられているのですが、先日、ウクライナがわずか18分間で4機のロシア軍ヘリを撃墜したと発表しました。
記事によるとウクライナ空軍の発表として今月12日、空ミサイル部隊はウクライナ南部地域で午前8時40 分から8時58分にかけて、おそらくKa-52と考えられるロシア軍のヘリを少なくとも4機撃墜したと発表しました。
Ukraine says it shoots down four Russian attack helicopters
https://defence-blog.com/ukraine-says-it-shoots-down-four-russian-attack-helicopters/
撃墜した機体はこの地域で最前線になっているウクライナ側に1機、3機は占領されている地域に墜落したとみられるとのこと。ウクライナで人工衛星などの写真から分析しているOryx ブログによると、これまでロシア軍が失ったヘリは少なくとも22機のKa-52攻撃ヘリコプター、8機のMi-24/35ヘリとしています。
気になるのは使用された兵器です。アメリカは米先端防空システム「NASAMS」ナサムスを支援すると2022年9月に約束しているのですが、報じられている記事を読む限りではまだ到着はしていないらしく使用はされていないと考えられます。
▼NASAMS防空システム、運用されているのは戦闘機で使用されているAIM-120。
他にも欧米各国からかなり新しい対空ミサイルシステムがウクライナにはいっておりこれで撃墜された可能性があります。
現在ウクライナはある意味で敵国であるロシア機に対してミサイルをテストする十分な環境が整っています。欧米各国としては現代の戦争で各種兵器が使えるのか、貴重な『実機』を相手に試験することができるため次の兵器開発に活かせるという状況になっています。
もちろんこの戦争はベトナム戦争やイラク戦争とは異なり、敵対国家であるロシアが相手になっていることで『世論が味方についている』ことにも理由があります。要するにロシア軍機は対中国といった将来の驚異にも対応できるため、ある意味で既存兵器の試験場になっている側面があります。
Ukraine says it shoots down four Russian attack helicopters
https://defence-blog.com/ukraine-says-it-shoots-down-four-russian-attack-helicopters/
撃墜した機体はこの地域で最前線になっているウクライナ側に1機、3機は占領されている地域に墜落したとみられるとのこと。ウクライナで人工衛星などの写真から分析しているOryx ブログによると、これまでロシア軍が失ったヘリは少なくとも22機のKa-52攻撃ヘリコプター、8機のMi-24/35ヘリとしています。
気になるのは使用された兵器です。アメリカは米先端防空システム「NASAMS」ナサムスを支援すると2022年9月に約束しているのですが、報じられている記事を読む限りではまだ到着はしていないらしく使用はされていないと考えられます。
▼NASAMS防空システム、運用されているのは戦闘機で使用されているAIM-120。
他にも欧米各国からかなり新しい対空ミサイルシステムがウクライナにはいっておりこれで撃墜された可能性があります。
現在ウクライナはある意味で敵国であるロシア機に対してミサイルをテストする十分な環境が整っています。欧米各国としては現代の戦争で各種兵器が使えるのか、貴重な『実機』を相手に試験することができるため次の兵器開発に活かせるという状況になっています。
もちろんこの戦争はベトナム戦争やイラク戦争とは異なり、敵対国家であるロシアが相手になっていることで『世論が味方についている』ことにも理由があります。要するにロシア軍機は対中国といった将来の驚異にも対応できるため、ある意味で既存兵器の試験場になっている側面があります。