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空港でドローンを飛ばす…当然旅客にヒットするなど重大事故につながらる可能性があるのですが、最近、ロシアの国境に近いノルウェーの空港でドローンを飛行させたとして逮捕されたと報じられました。逮捕された人物からは大量の機材と写真があり、中には軍用ヘリの写真もあったとしています。

記事によると逮捕されたのは51歳の身元不明のロシア人で、ロシア国境に近いノルウェーの町、キルケネスの空港です。逮捕された男からはドローンと写真、また大量の写真機材(カメラなど?)を見つけたとしており、中にはノルウェー軍のヘリコプターの写真を発見したとのこと。

A Russian man was arrested for flying a drone above an airport in northern Norway - AIRLIVE

ノルウェーではロシアがウクライナに侵攻した直後の2022年2月に、ロシア人を対象にノルウェー国内で航空機 (ドローンを含む) を飛行の操縦することを禁止しました。法律ではロシアで登録し、ロシアが運航するすべての航空機に対して、ノルウェーに着陸・離陸・ノルウェー国内を上空を飛行すること自体も禁止しています。

警察によると、このロシア人はもちろんノルウェーに住んでいません。
ロシアに近いノルウェー北部の海岸にあるStorskogから逮捕される前日に入国。 警察は彼がノルウェーの最北部に位置する北極海の群島であるスバールバル諸島に向かったと話しているのですが、ロシアはこの地域の天然資源に対してある程度の権利を持っており、スバールバル諸島にはロシアの入植地があるような地域でした。

具体的な内容な以上なのですが、ノルウェーでは国境でロシア人がやはりドローンを所持した状態で入国しようとして、これまでもロシア人が逮捕されたケースがあるとしています。

これが単純に航空ファンが航空機を撮影したいがために使ったとも考えられるのですが、スパイ行為としてもあまりに雑な印象も受けます。どのような状況で逮捕されたのかは不明なのですが、そもそもロシア人が今入国して撮影するようなこと自体がおかしいことであり、十分にその懸念があったと判断されているものと考えられます。