ノルドストリーム1_1

先月下旬、ロシアとヨーロッパをつなぐてんねんガスパイプライン、ノルドストリームで何らかの爆発が発生した件について、スウェーデンメディアが破壊された映像を初めて撮影しました。これに関して何者かにより破壊された可能性がより高まったと報じられています。

スウェーデンのフィナンシャル・アソシエーテッド・プレス「Expressen」はノルウェーの潜水艇オペレーターと共同で破壊されたノルドストリーム1を撮影し、破壊された状況を初めて公開しました。

瑞典媒体首次曝光“北溪”断面视频 几乎排除意外事件可能性|海床|天然气管道_网易订阅

潜水調査の結果、海底80mで破壊された個所は50mにわたってパイプラインが喪失しており、海底に埋まっているか、どっかに吹き飛ばされた可能が疑われてます。公開された映像ではパイプの一部でまっすぐ鋭いエッジを示している他、他の部分ひどく変形しています。無人潜水艇のオペレーターは、この外力は「パイプライン周辺の海底にも大きな影響を与えている」と指摘しました。

ノルドストリーム1_2

その上で、あくまでオペレーターの結論としては「私たちが見た限りではこのような厚い金属を曲げるには極端な外力しか存在しないと思う」と指摘しており、何らかの事故で爆発したのではなく意図的に破壊された可能性を示唆しました。

スウェーデン当局はこの事案について予備調査結果を発表しており、パイプラインに対しての「故意の損傷」の疑いが高まっていることを指摘しています。つまり意図的に破壊されたというものです。