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今月17日、ロシア空軍のSu-34という大型の戦闘爆撃機がマンションに激突し15人が死亡する事故が発生した件について、撮影された映像ではパイロットらは激突するわずか3秒程度前に脱出していたことが明らかになりました。

これは衝突を撮影したカメラにより収められた映像で明らかになったもので、ロシア南部クラスノダール地方エイスク市で発生した事故は上空から落下して墜落したのではなく、離陸後まもなく機体トラブルで高度をあげることができす低速に近い水平飛行状態でマンションに激突したというのが今回の事故です。

こちらが衝突を撮影した映像です。激突する前に2回、閃光が確認できるのですがこれは2名のパイロットが緊急脱出したものでありその3秒後には衝突が発生しました。

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そしてこちらが衝突直後に撮影された画像です。パイロットがパラシュートで落下している様子が映し出されているのですが、ここからも衝突直前に脱出していたことが伺えます。

この事故についてロシア軍側は「主な原因は航空機の機器不具合」と発表してます。具体的には訓練飛行で飛ばしたSu-34のエンジン1基から発火したと説明しており、ロシア捜査委員会は「墜落は飛行あるいはその準備に関わる規則違反とみなされ、刑事事件として捜査される」としており、何らかの法令違反が合った可能性も視野に調査しています。(参考)