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ロシア軍がイラン製のドローンを運用し始めている件について、その無人機に使用されているのはオーストリアのRotax社であることが明らかになりました。同社はすでに調査を進めていると報じられています。

海外メディアによると、今月始め、黒海に墜落したイラン製のMohajer-6という無人機についてオーストリアのRotax社が製造しているRotax 914というタイプが使用されていることがあきらかになりましたこれはエンジン出力が115馬力程度ものです。

Rotax Engine Found In Iranian Mohajer-6 Drone Downed Over Ukraine

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Rotaxはカナダの企業 Bombardier Recreational Products (BRP) が親会社のオーストリアの子会社です。BRPはスノーモービル、船舶、オートバイ、航空機、そして多数の無人航空機 (UAV) のエンジン設計をしています。その中でも有名なのはMQ-1 プレデターやイスラエルのHeronのエンジンとして搭載されています。



つまりドローン用の高効率のエンジン製造企業として知られるBRPおよびRotax製のものがアメリカの敵対国家でもあるイランに持ち込まれ搭載されているということになります。

BRPおよびRotaxは今回の発表に関して「該当するエンジンは民事規制当局によって、民生用に製造、設計、認証されたものだ」としており「Rotaxエンジンまたはその偽造エンジンが使用された疑いがある」と説明してます。また当然イランやロシアなどという国に対して軍事用のUAVに搭載できるエンジンは供給していないと主張。しかし少なくとも過去数年、同社のエンジンがロシアの無人偵察機に搭載されていることが確認されており説明との食い違いが見受けられます。

また問題はこれ以外にもあきらかになっておりイランのShahed 129という無人機についても2013年の時点でRotax 914エンジンが搭載されていることがあきらかになっており、この9年間BRPおよびRotaxが一体何をしていたのかは明らかになっていません。

ただ、このエンジンが密輸する形で不正に輸出していた可能性は無いと考えられます。なぜならRotax エンジンはこの分野では非常に有名らしく様々な航空機で搭載されていることから正規品が何らかの理由で横流しされ西側の敵性国家に輸出された可能性があるためです。

そのため回収されたエンジンのシリアルナンバーを確認するなどしてどこの国を経由してながれたのかは追跡は可能ですが、既に消されていると思われるため容易でありません。